【なぜ?】保険屋がマジしつこい理由2つと4つの考え方を解説します
友人の紹介で保険屋の人と会ったけど、営業がマジしつこいし、なかなか断れなくて困ってるんだよなぁ。ハッキリ断れるように背中を押してほしいな。
こんなお悩みのある方におススメの記事です。
この記事の解説者
「人生疲れた時、読む記事」のとおり、私は過去に絶望をした経験があるので悩んでいる人には徹底的に親身になってアドバイスすることを心がけています。
保険屋の人って営業が相当しつこいですよね。
私は友人経由で保険の営業マンと会ったことがありますが、勧誘を断るのに苦労しました。
私が保険の営業を断る理由としては以下のとおりです。
保険業界について詳しく知っていたから保険加入にポジティブなイメージがなかった
私は就活時、大手生命保険の内定を獲得したこともあり、保険業界についてはそこそこ研究していました。
また、保険会社に就職した友人から内部事情を教えてもらえることもあり、保険の勧誘に対しては結構シビアにみてます。
上記の経験や研究を活かし、以下のお悩みを和らげるべく記事を書いてみました。
- 保険屋の営業が必死になる理由が知りたい
- 友人の紹介の保険屋なので断りにくい
- 保険の営業を断る勇気がない
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
筆者については趣味でブログを執筆しているほか、AI画像生成で月90万円の利益を叩きだしています。本ブログの読者向けにもこちらで紹介中です。
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結論:報酬が高いから保険屋はしつこい
保険屋が勧誘を諦めない最大の理由は報酬が高いからです。
報酬は勧誘成功時に1回きりというわけではなく、新規顧客を1名獲得すれば継続的に報酬が入るシステムを採用している会社もあるので、保険屋は引き下がらないのです。
この記事では気になる保険屋の報酬額を具体的に調べてみました。
- 保険屋の主要会社の報酬割合
- 保険屋の給与をシミレーション
それぞれについて解説します。
保険屋の主要会社の報酬割合
気になる報酬ですが、実際に保険屋に勤務していた知人に大体の報酬を聞いてみました。
- (外資大手P社勤務)1年目は最低保証金額に加えて売り上げ30%バック、2年目からは8%のバックが入る
- (国内大手S社勤務)1年目の売り上げ40%~50%バックが入って、2年目以降は10%入る
外資系のP社の方が歩合率が低かったことには驚きましたが、働き方の自由度がかなり高いようです。
上記で挙げた会社はどちらも歩合率は1年目に高く、2年目以降は8%~10%と低くなるので、1年目の保険屋は営業がしつこくなりがちです。
また、保険屋になる人は野心が強い傾向があるので、1年目は特にポジティブで諦めません。
しつこい保険屋の給与をシミレーションしてみた
保険屋が新規の顧客を獲得した場合の具体的な報酬例を算出してみました。
保険商品は「終身保険」とし、保険屋への歩合率は1年目は顧客が支払う月額の40%、2年目以降は10パーセントとします。
保険料が月額2万円の保険商品に1名が25年間加入した場合の保険屋の報酬合計
保険屋の合計報酬額:67万2千円
保険料が月額2万円の保険商品に1名が25年間加入した場合の保険屋の報酬内訳
- 1年目:9万6千円(8千円×12か月)
- 2年目以降:2万4千円(2千円×12か月)
- 2年目~25年目:57万6千円(2万4千円×24年間)
仮に月額2万円の保険に加入した場合、それを紹介した保険屋にはトータル67万円以上のお金が入ります。
67万円という金額をどう見るか
私は67万円は大金だと思います。
家族なら問題ありませんが、知人や関係の浅い友人に67万円を渡す気はありません。
ちなみに、保険屋が得る合計67万円については、顧客獲得1件あたりの報酬です。
- 10名獲得:670万円
- 100名獲得:6700万円
- 1000名獲得:6億7千万円
通常の企業は月々のノルマに対しての報酬が支払われますが、顧客が月々に支払う保険料から報酬が発生するので、終身保険が解約されない限り、保険屋には継続して報酬が支払われます。
大学時代に1000名くらい友人をつくっておいて、全員との関係を終わらせるつもりで営業をかければ、巨万の富を得ることができるかもしれません。
出来高制だから保険屋はしつこい
保険会社としては固定報酬にするよりも歩合制にしたほうが、社員がやる気を出して営業してくれることを把握しています。
- 1年目:固定報酬+歩合制
- 2年目:完全歩合制
上記の給与体系の会社が多く、2年目以降は固定報酬を得られないため、保険加入者をキッチリ獲得しなければ給与がほぼ0円になる人が多いです。
1年目で顧客を獲得できなければ2年目の生活費を捻出できませんので、1年目の保険屋は生活費を得るために特にしつこくなります。
保険に加入=保険屋の生活費になる
上記の図式が成り立つと思います。
100歩譲って、家族や親戚、本当に信頼できる親友なら許せますが、知人や関係の浅い友人に生活費を渡して面倒を見る気はおきませんよね。
しつこい保険屋は本当に友人かどうかを考える
仮に友人が保険商品をしつこく勧めてきたときは、その友人との今後の付き合い方を改めたほうが良いかもしれません。
少しでも違和感を感じたら秒速で距離を置く
私は友人の紹介で保険屋と会った際、しつこく勧誘されたことがあります。
当然、保険の勧誘は断りましたし、その保険屋を紹介した友人も信用できなくなり、秒速で連絡を絶ちました。
自分が加入することで相手に入る報酬を想像すると断りやすくなる
営業マンで本当に人のことを第一に考えて商品を勧める人はいません。
営業を断る勇気が無い場合は、自分が保険に加入したら相手はどのくらい利益を得るかを想像してみると良いです。
大人の関係はギブアンドテイクが基本
さきほどのシミュレーションの例では、保険商品を勧める保険屋には、1名の新規顧客獲得ごとに計67万円が入ると述べました。
保険に加入=保険屋の生活費を少しずつ援助していくことと等しい
友人や知人の生活を支えたい、もしくは支えることでメリットがある場合は保険に加入しても良いと思います。
相手の生活費を支援することに抵抗がある場合は、勧められた保険には加入せずに、勧誘してきた保険屋とは距離を置いた方が良いです。
以下の記事でも書いておりますが、大人の関係はギブアンドテイクが基本です。
与えること(ギブ)をしないのに、労せずに受け取ること(テイク)だけは得ようとする人と関係を続けることは損にしかなりません。
しつこい保険屋に惑わされないように知識をつける
何かに備えて準備しておくことは大変立派なことですが、そもそも日本は国民皆保険の国です。
例えば、大きな事故や病気で多額の医療費がかかる場合は、高額療養費制度が適用されるので、家計が破綻するような金額を無理に支払うような状況にはなりません。
高額療養費制度とは?
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する制度
(参照:厚生労働省HP)
生命保険に加入していなくても一般的な企業で勤務されている方は厚生年金保険が適用されているので、万が一の死亡時でも残された家族には遺族厚生年金や会社からの死亡退職金、弔慰金が出る場合があります。
月々の掛金は2万円以上の人も多いと思いますので、合計掛金1000万円超えも珍しくありません。
私にとっては、いつ起こるか分からない不安に備えて1000万円近いお金を払う方が不安です。
しつこい保険屋が紹介する保険商品よりも、格安で安心の共済保険
大手保険会社の保険商品に多額のお金を投入するより、共済保険の方が掛金も安く保険内容が充実しているのでおススメです。
これらの保険については、都道府県により異なりますが、目安としては以下のとおりです。
- 掛金:月々2000円~4000円
- 死亡時:500万円~1500万円
- 事故や病気:見舞金1日あたり4500円~9000円
県民共済や都民共済、企業の見舞金等と組み合わせればそれなりの金額になるので、高額な保険料を支払ってまで無理に保険会社の商品を契約する必要はありません。
しつこい保険屋の保険商品よりも株式投資の方が家族に資産を残せる
保険商品に生涯で数百万円以上の掛金を支払うのであれば、その分を株式投資にまわし、配当を受け取った方が家族に資産を残せます。
コカ・コーラという飲み物が消えることを想像できるか
上記のように世界に浸透した商品は永久に需要が続くことが想像でき、その商品を生み出している会社は超安定企業です。
このように消えることがあり得ないくらいのレベルの商品・サービスを提供している安定した企業へ投資し、配当を受け取ることがベストです。
- 年3%の配当
- 配当については60年間連続増配
仮に保険として払う予定の月2万円をコカ・コーラの株に投資して運用した場合は25年後に約900万円になっています。
さらに、900万円に対する3%の配当として年間で少なくとも27万円が永久に入ることになり、どんどん増えていきます。
配当で増えたお金は不労所得として家族に残せるので、私ならこの方法を選択します。
保険については事故や病気、死亡などマイナス要素が起きた時に受け取るもの
私は、最悪な気分の時にお金が入っても素直に喜べないので、楽しく投資して楽しく将来に備えるという考え方の方が良いと考えています。
保険屋がマジでしつこい理由のまとめ
この記事ではしつこい保険屋があきらめない2つの理由と4つの心構えを記載しました。
まとめると、以下のようになります。
- 報酬が高いから
- 出来高制の給与であり、生活費のために必死になっているから
また、保険屋や保険商品に対する考え方としては以下のとおりです。
- 友人や知人がしつこい保険屋なら徹底して距離を置く
- すでに加入している国保や厚生年金保険で十分
- 保険に入りたい場合は県民共済や都民共済を有効活用する
- 保険料の掛金を支払うよりも安定企業への長期投資の方が安心
保険商品は1年や2年の期間で支払うものではありません。
保険商品は長期的に見ると、家や車に匹敵する高額な商品
みなさんも保険の営業を受けるときは、まず立ち止まって考え、人生(ライフ)をより豊かにできる道を選択して適確な判断を下しましょう。